Vol.6 Rocker cover Cap について
Weswood、Vanguard、オリジナルタイプの3種類ありますが
ブローバイが有るか無いかでオリジナルタイプも2種類に分かれます。
すべてが正しい知識かはわかりませんが・・・・
エンジンは爆発することにより排気以外にもエンジン内に圧力が残ります。この圧力(ブローバイ)をエンジンの外に出すのがブリーザーパイプです。Aタイプエンジンで説明すると63~4年ころまでが、ロッカーカバーにブリーザーパイプが付くタイプのようです。車種で言えばA30,A35、モーリスマイナー、カニ目、ミニ、ADO16等です。キャップはただの蓋になります。初期はメタルキャップでWESTWOODやWINGARDが付いていたようです。WESTWOODは他に初期のロッカーカバー、ステンレス、ペイント、ペトロールキャップもWESTWOODです。車種で言えば上記以外にMGAや948スプリジェットも使用していたようです。一般的には亜鉛メッキでクロームは一時期のMGAではないかと思われます。また、それ以外のメタルキャップはWINGARD製で初期のモーリスマイナーやミニ以外に付いているのは見たことがありません。WINGAD社は他にもインテリア、サイドミラー、WWポンプ、シートベルト等を制作していたメーカーです。何故かWINGARDキャップは現在でもリプロ品が作られています。
後期になると味気のないプラ製のキャップに代わりロッカーカバーもメタルキャップをワイヤーで留める金具がなくなり、メーカー打刻もなくなります。
63~4年以降は公害問題からかブローバイを垂れ流しから再度エンジンに戻す構造になります。ロッカーカバーにはブリーザーパイプがなくなりブロック横のプッシュロッドカバーからオイルなどをエンジンに戻す構造になります。
それに伴いエンジン内の残圧はロッカーキャップから外に出す構造になります。キャップは分厚くフィルターが内蔵され消耗品となります。
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このカバーは極初期の物です。
MiniにはWeswoodが使用され貴重なオリジナルです。
カニ目やLotus Elan、MGAなどにも使用されていました。
圧の抜けが無い為、ブローバイ付き用になります。
現在では初期のキャップは入手困難になっています。 -
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Wingadのロッカーカバーキャップです。
初期のミニに使用されました。
ブローバイ付き用の使用となります。
現在では入手困難なキャップでしょう。
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ブローバイ無しの、フィルター付きのキャップは、70年代後期のものと思われます。口から外すと蓋の足が長いタイプです。
カバーに付いているプレートはリプロダクションです。
メッキのカバーはその昔、古き良き時代に流行った加工です。
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フィルター無しのリプロダクション品です。