Vol.4 Steering について

50年代、60年代当時魅力的な様々なステアリングが各メーカーより発売されました。

レスレストンを初め、フォーミュラ、モトリタ、アストラリなど径の大きさも含め様々な種類があります。

常に手で直接触れる部分ですので、大きさや太さなどそれぞれ好みが分かれるところでもあります。

それだけに、拘る方も多いと思います。

a (361)

 

**********************************************************************

  • オールドモトリタのフラットウッドステアリングです。
    これは径が13㌅(330㎜+)の小径になります。
    リングとネジはオリジナルではありませんが、60年代の製造で握りに丸みがあり、いい雰囲気です。
  • 通常はアレキサンダー ステアリングですが、これは英国での説明によれば”Clifford”と呼ばれるものらしい?です。

    Cliffordと言えば、大好きなハードバップJAZZのトランペッター”Clifford brown”を思い浮かべ、個人的にはお気に入りでもあります。

    径は大きく15㌅(380㎜+)あります。
    デッシュで個性的なスポークになっています。
  • レスレストンのグランプリの フラット小径ウッドステアリングです。
    既に、見飽きた方も多いかとも思われる位ポピュラーになってしまいました。。
    60年代の製造ですが、綺麗な雰囲気のステアリングです。
    サイズは、13㌅(330㎜)でMiniのような小さな車両には最適な大きさでしょう。
  • レスレストンのグランプリの ステアリングです。

    このグランプリの革巻きは使い込んでしまいましたが、
    程度の良いものは希少なので高価になっています。
  • レスレストン フラットウッドステアリングです。
    サイズは、15㌅(380㎜)
    カラーとモチーフの無い状態の姿です。
  • フォーミュラの60年代製造のステアリングです。
    RadFordのモチーフがレアです。
    フォーミュラは70年代まで別のモデルも製造しています。
  • このステアリングは、BMCオプションのフォーミュラーです。
    握りも細く繊細でよりクラシカルな雰囲気があります。

    RadFordのモチーフがレアです。
    サイズは15㌅(380㎜)の大径です。
  • Logoの位置から分るようにオールド・モトリタの革巻きステアリングです。
    リングはオリジナルではありません。
    60年代製造でブラックは後塗りです。
    60年代のWorks車両にも好んで使用されました。
    スポークのエンドの革の処理はオリジナルとは異なりますが、当時の雰囲気は出ています。
  • このステアリングは、70年代後期のマウントニーの小径革巻きのデッシュです。
    Wood&PicketのMk2 Miniの車両に装着されていました。
    当時はフォーミュラと並び安価なステアリングでした。
  • マウントニーの革巻きステアリングです。
    80年代の物と思われます。
    安価なステアリングですが、Radfordのモチーフがレアです。
  • モトリタの小径革巻きステアリングです。
    現在ではあまり人気がありませんが、70年代にはジムカーナなどを中心にこのような小径ステアリングが流行りました。

    因みにこの車両はWolseley HornetのCrayfordです。
  • このステアリングはレスレストンのフラットです。
    33EJBと同じタイプです。
    ネジはオリジナルではありませんが、車両も力の入った贋作です。
    ウッドの中にスポークと一体化する為アルミがサンドしてあります。
    Mk1には非常にマッチングするステアリングでしょう。

    近年、程度の良いものが少なくなりました。
  • レスレストンのグランプリの 小径フラットステアリングです。
    径は13㌅(330㎜)です。
    握った感覚は若干細く感じられます。

    程度の良いものは希少なので高価です。
  • 言わずと知れたMiniのオリジナルステアリングです。
    鉄の芯の周りに、ベークライトで包んであります。

    オリジナル思考の人にはGOODです。
    Mk4以降のMiniにも以外とマッチします。